上野風月堂の歴史
<昭和から平成のおはなし>
時代は平成へ。そして現代へ。
1988年には、ウィーン・ハプスブルク家の御用菓子商であったデメルと契約を結び、デメル・ジャパンを設立。
翌年の1989年には現在の上野風月堂本社ビルが完成。
地上9階、地下1階の建物のうち1階を売店と喫茶室、2階をパーラーにして上野風月堂本店としてお客様にご利用いただいています。
ケーキ類や季節の和菓子など生菓子、上野ならではのパンダをモチーフにしたお菓子、老舗らしいオムライスやハンバーグなどの洋食類が今も変わらぬ人気を博しています。
静かで落ち着いた店内は上野の美術館や博物館を訪れた人々の憩いの場としても知られ、かつて上野・根津界隈の文化人たちで賑わったという面影を残しています。
新ブランド「カラマルシェ」(現:東京カラメリゼ)を発信

ブランドの代表商品 東京カラメリゼ。
2010年、上野風月堂はカラメリゼ事業部を設立し、2011年には「カラマルシェ」(現:東京カラメリゼ)に名称を変更。
長年ゴーフルで培ってきた技術を活かし、カリッと軽いウエハースと焦がし砂糖を組み合わせたカラメリゼシリーズの販売を開始しました。
2010年「東京カラメリゼ」、2012年「東京ココカラ」、2013年「米粉の東京カラメリゼ」、2014年「東京カラメリゼ シューケット」と立て続けに新商品をリリース。
上野風月堂 大住商店として

パッケージリニューアルされたゴーフル缶。
さらに2013年春には、箱、包装紙、手提げ袋などパッケージ類の全面的なリニューアルを実施。
植物や動物のモチーフの中に「風月堂の扇に月」が散りばめられた、多色使いの美しい包装紙は、上野風月堂商品の魅力をさらにアップさせることになりました。
またブランドネームを「上野風月堂 大住商店」とし、新しいロゴマークを制定いたしました。大住商店という呼び名は、まさしく創業者大住喜右衛門からの精神を引き継ぐ、という覚悟のあらわれ。そしてまた「新しいものを積極的に取り入れていく」という「風月堂の精神」の発信でもあります。

リニューアルされた包装紙。美しい色彩の中に鳥や蝶、動物たち、そして白扇に月の風月堂のシンボルが配されている。
「東京カラメリゼ」へとブランドリニューアル
2016年、「カラマルシェ」のブランド名を「東京カラメリゼ」に変更。商品のパッケージ類も全面的にリニューアルしました。
生粋の江戸っ子企業である上野風月堂が生み出した“今までにない東京名物“として発信しています。

東京カラメリゼ

東京カラメリゼ シューケット
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